我が家の新しい仲間に加わりました、フォルクスワーゲン ゴルフカブリオ クラシックラインです。
長い入院期間を終えて、やっと乗れるような状態となりました。
関東から陸送にてやってきた車両をこつこつとレストアしてます。
生産されて何十年も経つのに、いまだに新品部品が供給されていることに驚いてますが、
さすが、フォルクスワーゲンということでしょう。
建築デザインを仕事にする私としては、この角ばったフォルムに丸目のライトがたまりません。
しかも電動カブリオは一度味わうと、病みつきになります。
街中で屋根を開放して走るのは少し勇気はいりましたが、もう慣れてしまいました。
車両デザインはイタリアの工業デザイナー ジョルジェット・ジウジアーロ、幌のコーチワークにカルマン社と黄金のコンビ。
このゴルフカブリオは、オープン時はもちろん、幌を閉めた際のシルエットにもこだわってデザインされております。
初代ゴルフカブリオは、ゴルフ3が登場しカブリオレが発売となる1993年まで15年間ものロングセラーとなりました。
90年代の初期に、ゴルフ1カブリオに豪華装備を追加した最終限定車を発売したものが、
このゴルフカブリオ クラシックラインとなります。
日本には500台限定で輸入されており、現在でも人気があり高値で取引されております。
ジウジアーロはバウハウス校長のWグロピウスと車両デザインをしたこともありますので、
カーデザインからも何か建築に生かせることがあるのかと考えたりしてます。
基本的に古い車ですので、最新のエコカーのように燃費が良かったり、壊れないということはありません。
しかも、エアコンが故障してますので、窓全開で走行してます。
いつ止まるかまからないスリルが日ごろのストレスを軽減してくれます。
やはりこの年代のドイツ車には、現在の利便性を追求するばかりの面白くない車には味わえない価値がありますね。
まだまだレストアする個所はたくさんありますが、基本街乗り限定で利用してます。
ゴルフ好きな方、デザインに興味のある方、待で見かけたら遠慮なく声をかけてください。
又、道路でエンストしていた場合は、恥ずかしがらずに車を押すのを手伝ってください。