最近バタバタと慌ただしくしておりましたので、中々現場に行けておりませんでした・・・。
ということで、日曜日ですが早朝現場検査をおこないます。
各種工事が図面とおりに行われているか?
工程の進捗状況は工程表とうりか?
を確認。
しかしながら、大工さんの施工スピードがとても速くてたすかります。
外壁の足場板張りを指示しましたが、あっという間に完了しておりました。
斜め45度度に傾けて足場板を施工。
このデザインは、クライアントさまからヒアリングした学校のコンセプトの一つ ”成り上がり” の言葉を建築で表現しております。
室内に入ると、武骨な階段が目に飛び込んできます。
仕上げ材を撤去して、コンクリートと鉄のみの素地仕上げとします。
蹴込板が錆ていますが、これが良いアクセントとなりますね!
トイレに向かうアーチ開口部も、昔のデザインらしくて素敵です。
玄関ホール左手には、教室兼用のカフェコーナーを併設。
昨日、オープンテラス用の大型の折戸を取り付けしましたので室内空間が明るくなりました。
日中はこの状態を想定しておりますので、ここから仕上げ材の色決めをしていきます。
私の頭の中では、コンセプトを決めた時点で全体像は完成しているのですが、
工事の進捗に合わせてクライアントさまと確認する作業は、とても楽しくワクワクします。
おそらくこの気持ちがあるから、ずっとこの仕事をしているのだと感じます。
仕事を通して自分を表現する!
こんなに素敵な仕事はありません。
そして、この学校から多くの生徒が社会に飛び出してゆき、悩んだ時に帰ってこれるような場所にしてあげたい。
又、地域のコミニティスペースとして、地元に愛される場所となって欲しい!
たかが建築デザインですが、されど建築デザインなのです。
多くの職人の手が作り上げるものつくりを通じて、生徒に何か響く建築をめざして!