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作業と仕事の境目 職人の定義

おはようございます。

先日よりスタートした現場に大工さんが入場されました。

髪洗台を設置する個所を上床とするためです。

墨だし風景↓

今はレーザーレベルという便利なものがあり水平・垂直を出すのに簡単な時代になりました。

ちなみに私が職人であったころは、水盛・下ぶりでした・・・・。

しかも、型枠大工時代の墨出し器は原始的な墨坪↓

今の現場では、ほぼお目にかからない建築道具となりました。

 

さて今回は職人の定義について完全な私見を書きます!

建築しごとに従事されている方をよく職人さんと呼ぶのですが、私は明確に区別してます。

 

それは作業人と職人です。

 

作業人はいうまでもなく、言われたことをただ何も考えずに作業としてこなすだけの人。

 

職人は建築現場に従事する方の呼称ではなく、仕事に携わる心意気も含めてすべてが職人なのです。

 

腕がいいのはあたりまえのことで、道具の整理整頓、掃除、挨拶、仕事に取り掛かる前からすべてにおいて職人なのです。

良い職人を見分けるコツとして、道具が良く手入れされていること、車の中がきれいに整頓されていることがあります。

私に父親は料理人でしたが、よく目にしていたのは掃除と包丁研ぎの光景でした。

職種はちがいますが、幼いころから職人とは何かを身をもって体験したことは私の財産です。

私は職人時代に自分の仕事に誇りをもって取り組んでおり、

 

良い仕事をして、皆に喜んでもらいたい!

 

この一心でひたすらにこの業界で頑張ってきました。

世の中 職人を志す人が少ない時代ですが、ものつくりは大変ですがとても素晴らしく誇り高い仕事です。

目に見える形のデザインもすてきですが、下地状態でもきれいな現場。

やはり職人仕事はすばらしい!